あらすじ
大きな地震があった町で暮らす知人を尋ねる男。2人は、何を話すわけでもなく、訥々と、寄り道をしながら言葉を重ねる。忘れていいことと、忘れてはいけないことと、忘れなくてはいけないこと。忘れたくても思い出せないこと。時が記憶を言葉にして、「言い切れなさ」も形を変える。
2017年初演の記憶と忘却をめぐる会話劇、『とおくはちかい』を全編改稿し、初演とは異なるキャストで上演。
終演しました
終演しました
終了しました
再建設(再演)ツアーを実施します。新型コロナウイルス感染症収束の目処がたたない状況下ではありますが、細心の注意をはらいながら東京、京都、仙台と3都市での劇場公演に加え、有料での映像配信という形態で上演します。
アパートのリビングを舞台にした、どこかの街で暮らす人々の淡々としたおしゃべり。ぼんやりと眺め、耳を傾けているうちに、起こりうるはずのない不思議なことが起こったり、思いもよらない話が聞けたりするかもしれません。覗き見のような、つかず離れずの距離感をご体感いただければ幸いです。
劇場がお客様をこれまで通りの形態で迎え入れることができるようになるまでに、そう短くはない時間がかかるでしょう。新型コロナウイルスに対するワクチンが開発されて、インフルエンザのような距離感で存在するようになるまで。そのなかで、私たちは公演を中止するのではなく、むしろ様々な方策を試みながら劇場を開けていくことが必要なのではないかと判断しました。
重ねて、細心の注意をはらいながら、制作を進めてまいります。状況によっては公演の回数が減ることや、中止になることもございますが、ご期待いただければ幸いです。
屋根裏ハイツ
大きな地震があった町で暮らす知人を尋ねる男。2人は、何を話すわけでもなく、訥々と、寄り道をしながら言葉を重ねる。忘れていいことと、忘れてはいけないことと、忘れなくてはいけないこと。忘れたくても思い出せないこと。時が記憶を言葉にして、「言い切れなさ」も形を変える。
2017年初演の記憶と忘却をめぐる会話劇、『とおくはちかい』を全編改稿し、初演とは異なるキャストで上演。
1組のカップルが暮らす部屋のリビングに、共通の知人がふいに現れる。彼女が死んでいることを2人はもう知っていて、けれどもそれを迎え入れる。つかの間の再会と乾杯。なぜか、家に帰れなくなったという見ず知らずの他人も後から合流して過ごしていると、生きるものと死んだものの境目が溶け合って、いつの間にか夜が明ける。
2018年初演、第2回人間座「田畑実戯曲賞」受賞作を再演。
★が付く回の23時よりYoutube Liveにて、
ゲストとのトークや公演メンバーによる感想戦などオンラインイベントを配信します。(観覧無料)
京王井の頭線「駒場東大前」駅 東口より徒歩3分
・会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。
〇地下鉄「松ヶ崎」より徒歩15分。
〇市バス「下鴨東本町」、「高木町」より徒歩5分。
・地下鉄北大路駅から北8・204・206系統
・JR京都駅から206系統
〇市バス「洛北高校前」より徒歩10分
・地下鉄北大路駅・阪急河原町駅・JR京都駅から205系統
・地下鉄北大路駅・京阪出町柳駅から1系統
・JR京都駅・京阪出町柳駅から4系統
23時よりYoutube Liveにて、中村大地とゲストによるトークをオンライン配信します。(観覧無料)
仙台舞台芸術フォーラム プレトーク 屋根裏ハイツ『とおくはちかい(reprise)』
作品を再創作するにあたり、作者がどのように震災を考えたか――
創作の経緯により深く触れ、劇作家と対話できる機会として、仙台舞台芸術フォーラムでは『とおくはちかい(reprise)』公演前のトークを開催します。
作・演出である中村大地のほか、『こども東北学』の著者としても知られる社会学者の山内明美さんをお招きし、作品創作の基になった震災から10年の人々の記憶、震災後と東北について対談を行います。
【登壇者】中村 大地(屋根裏ハイツ 主宰) 山内 明美(宮城教育大学 准教授)
【日時】9月19日(土)11:00~ (受付開始・開場は開始の15分前)
【会場】せんだい演劇工房10-BOX box-2
【料金】入場無料・要予約 (予約フォームもしくは電話(022-782-7510)でお申込みください)
【定員】20名程度(先着順) ※動画での配信も予定しております
【お願い】ご来場の際には「新型コロナウイルスの感染拡大防止のためのお知らせとお願い」を事前にお読みいただきマスク着用のうえでご来場ください
主催 公益財団法人仙台市市民文化事業団・仙台市(仙台舞台芸術フォーラム)
協力 屋根裏ハイツ・シバイエンジン
仙台舞台芸術フォーラムとは
東日本大震災後の舞台芸術に焦点を当て、2019年度から3ヵ年にわたり開催する「仙台舞台芸術フォーラム」。2020年度は、仙台から東京に拠点を移した屋根裏ハイツの公演を皮切りに、仙台、石巻そして福島の劇作家による舞台作品と、次年度の公開に向けての新作公演に関連したトークを行います。
https://www.gekito.jp/?pg=1581563039
〇地下鉄東西線をご利用の場合
卸町駅 下車、「北1」出口より徒歩約10分。
*仙台駅からの乗車時間 約9分
〇市営バスをご利用の場合
仙台駅前5番バスのりばより(所要時間約15分)
●卸町二丁目経由 志波町・霞の目営業所 行
→「卸町二丁目」下車、徒歩約7分。
仙台駅前50番バスのりばより(所要時間約25分)
●花京院・国立病院・卸町会館経由 小鶴新田駅 行
→「卸町10-BOX前」下車、徒歩約3分。
〇お車でお越しの場合
国道4号線バイパスから3分 / 泉インターから約40分 / 仙台南インターから約40分
『とおくはちかい(reprise)』 900円
『ここは出口ではない』 900円
2本立てセット 1,600円
※ご購入内容によって販売サイトのリンクが異なります。
YouTube Liveにて、映像配信に関連するオンラインイベントを配信します。
配信は後日、アーカイブでもお楽しみいただけます。
☆監督トーク☆
27日(木)20:00 中村大地×小森はるか×宮﨑玲奈
☆オーディオコメンタリー☆
28日(金) 20:00 オーディオコメンタリー『ここは出口ではない』
30日(日) 20:00 オーディオコメンタリー『とおくはちかい(reprise)』
参加メンバー:中村大地、各作品の出演者
オーディオコメンタリーの楽しみ方
① 映像を購入して、すぐに再生できる状態に準備しておきます。
② 別ウィンドウを開き、オーディオコメンタリー配信をお待ちください。
③ 配信が始まって数分後、再生の指示があります。指示通りのタイミングで映像の再生ボタンを押してください。
④ 副音声としてお楽しみください。
※オーディオコメンタリー配信では、作品の映像、音声は流れません。事前に映像をご購入のうえ、二つの動画を同時再生できる環境にてご鑑賞いただくことを推奨いたします。