B2F
寝床
2019.6.14-6.16 SCOOL気づけば部屋が舞台の演劇ばかり書いている。本公演を5階やってうち3階が部屋を舞台にしているのだから、“ばかり”といって差し支えないだろう。私にとって部屋というのは、虚構空間を実寸の劇場空間から拡大することも縮小することもなく、かつ現実とは異なる時間を生じさせるのに都合の良いセットで、そこで発される小さい声、極めて日常的な所作、生真面目に話を聞く身体といった方法を通じて、私は舞台上で語られる物語・虚構の世界を信じられるようになった。
今はもう少し別のことを考えはじめていて、というのはこの方法にそれなりに満足した証左だろうか。もう少しというのは例えばこれまでと違う文体を扱えるようになったり、もっと違う事象・状況を(つまり部屋以外の状況を)舞台に設定できるようになるということだ。そのためにはなにか別のことをやらなくてはいけないのかもしれないし、これまでの日常を微分する作業の先に見いだせるのかもしれない。
B2F(地下二階)と冠した公演は、番外編、と位置付けている。舞台の上には何もないが、相変わらず部屋の演劇だ。賃貸の内見に訪れたカップルと管理人、という部屋から今回の上演はスタートする。この上演はある種の自己紹介でもあるし、次に行くための楔でもある。
まっさらなSCOOLという空間を部屋と見立て、試みに地下二階へと掘り進める。
公演情報
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スタッフ |
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